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熱中症ってどんな病気?対策や予防法もご紹介!

熱中症ってどんな病気?対策や予防法もご紹介!

夏場、絶対に現れる熱中症。毎年発症している熱中症ですが、今年はマスクの影響で更なる発症者数の増加が予想されています。 夏場のマスクについて
人間だけでなく犬や猫などのペットでも起こる熱中症について今回はご紹介していきます。
 

熱中症って?

私たちの身体は普段、無意識のうちに体内の温度を一定にする事で身体が正常な働きを発現できるようにしています。しかし、暑い場所に長時間滞在していたり炎天下の中太陽の光を長時間浴びていると体温調節が上手くできず体温が上昇。これにより、血の巡りが悪くなる、身体の中の水分や塩分のバランスが狂う、めまいやけいれん、頭痛、呼吸困難などの様々な症状が発生します。これが「熱中症」です。熱中症はその度合いによって大きく3つに分けられます。

・Ⅰ度
Ⅰ度は発生したその場での応急処置のみで対応可能な軽症のものです。症状としては立ちくらみや筋肉痛、こむら返りなどの筋肉の硬直、大量に汗をかくなどが挙げられます。
・Ⅱ度
Ⅱ度はその場だけでは対処不可能な病院への搬送が必要となるものです。症状としては頭痛や気持ち悪さ、吐き気や嘔吐、倦怠感などが挙げられます。
・Ⅲ度
Ⅲ度は入院をして集中治療を受ける必要がある、重症なものです。症状としては、意識障害やけいれん、手足の運動障害、高体温などが挙げられます。
 

熱中症が発生しやすい場所は?

熱中症として思い浮かべるイメージは「真夏に炎天下の下、長時間の運動をしている上に水分を取っていなかった」という状態ではないでしょうか。実は意外にもそんな事はなく、例えば、梅雨の時期におけるふと気温が上昇した日でも身体が暑さに慣れていない為に発生してしまいます。他にも気温や湿度が高い日や日差しが強いものの風が弱い、タイルなどで照り返しが強い環境下も発症の危険性があります。特に油断しがちなのが気温は低いものの湿度が高い日です。気温だけでなく、湿度も頭に入れておくようにしましょう。
また、外だけでなく家の中にも熱中症の魔の手は伸びてきます。家にいるからと安心せず、適度な水分補給もしっかりと行って下さい。
 

熱中症の予防、対策

では実際に熱中症を予防、対策するにはどのような事をすればよいのか。
まず1つ目は、服装を素材から見直してみることです。長袖長ズボンが熱中症の危険性が高いというのは言うまでもないですが、半袖であっても生地によっては通気性や熱の吸収率も変わってきます。通気性もよく、熱の吸収率が低いオススメ素材は麻や綿など。デザインは熱のこもりにくいよう襟や袖が空いたものを選び、インナーを中に一枚着で外からの熱が肌に直接アタックしてこないようにするのがオススメです。
次に2つ目はこまめに水分補給をすることです。水分補給においてよく「喉が渇いたと感じる前に飲め」と言われますが、気温が高いと知らないうちに汗をかき、想像よりも体内の水分量が減少していることがあります。この時オススメの飲み物は水分とミネラルやビタミンを摂取できるミネラルウォーターなどですが、スポーツ飲料系は糖分が多く含まれている為飲み過ぎないよう水などと併用して水分摂取を増やすなど工夫を加えてみると良いです。反対に飲まない方がよいのが利尿作用のあるコーヒーや緑茶、アルコールなど。折角入れた水分が出ていかないよう、暑い日は飲み物にも気を使ってみて下さい。
そして3つ目は暑さを避けることです。熱中症を予防することにおいて大切なことではありますが、家の中ですだれをつけて日光を遮る、扇風機やエアコンで調整するなどしても外に出ることを完全に止めることはできません。室内のように涼しい環境ではない外では防止や日傘などを活用して太陽光に当たらないようにし、出来るだけ日陰を歩くようにしましょう。
最後、4つ目は暑さに負けない体を作ることです。色々な対策を立てて実行するのは確かに大切ですが、その効果には個人差が出てしまいます。その個人差を減らし対策の効果を得る為に必要なのが暑さに負けない身体を持つことです。普段からウォーキングやランニングなど何かしらの運動を習慣化して汗をかき、暑い状況下にも対応できるよう自分の体を作り替えてしまいます。

1〜3つ目はいつでも行え、効果は得られますが、4つ目は時間を要する方法のため即効性はみらません。ですが、熱中症と闘う時期は毎年巡ってきます。今から初めて来年の夏、あわよくば今年の夏を狙って実戦してみると良いかもしれません。
 

まとめ

熱中症は毎年発症者数が多い為「よくある病気」としてあまり危惧している方は多くないかもしれませんが、場合によっては生死にも関わる病です。それは、人だけでなく犬や猫においてもそれは同じこと。人には上記の対策法を、ペットを飼っている方は熱中症対策のグッズを購入してみるなど、これでもかと言うほど対策をして暑さを乗り切りましょう!
熱中症ってどんな病気?対策や予防法もご紹介!