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大潮(満月)や満潮が出産に関係あるってホント?

満月や満潮が出産に関係あるってホント?

「満月の夜は出産が増える」「潮が高いから今夜お産になるかも」
このようなウワサを耳にしたことはありませんか?
出産を控えた妊婦さんにとって最も気がかりなのが「産まれる日」ではないでしょうか?
あらかじめ予定日は伝えられてはいるものの、実際にその日に出産になるかどうかはわかりませんよね。
次の満月や満潮の夜に出産になるのかドキドキしているママさんは、ぜひ参考になさってください。

 

満月や満潮の夜は出産が増える?

ウシは満月の日に出産が増える?

東京大学大学院のウシを使った研究によると、
「満月の前の日から満月の夜にかけてウシの出産数が増加した」と報告されています。
産科医やウシの農家は以前から「満月の日は出産が多い」と感じていたそうです。それを数値化して今回初めてウシの出産と月の満ち欠けの関係が科学的に立証されました。
ただしその原因は未だ分かっていません。しかも月の引力は地球の1/30万と非常に小さいため、ウシがこの重力変化に本当に反応しているのかも定かではありません。ウシは月の何に反応しているのか。今後の研究成果に期待が寄せられています。

赤道に近い国ほど満月に出産率が高くなる?

アメリカの医学博士 A.L.リーバー氏の著書で世界的ベストセラーでもある「月の魔力」によると、ヒトの出産に関して”満月の日に出産件数が多いという傾向が、赤道に近い国ほど顕著に表れる”とのことです。

月は地球の周りを回っており、その軌道は赤道に近いため「赤道に近い国=月に近い国」です。出産増加率は10%となかなかの数字ではありますが、果たしてそれが真実といっていいのかはまだ議論が続いています。

 

月も潮も全く関係ない?

新潟県立看護大学の研究によると、気圧や月齢による出産数の増減は見られなかったと報告されています。自然分娩だけを対象とした研究ではありますが、一部地域の一部の出産数を切り取っただけの結果でもあります。調査件数をもっと増やしてデータ化してもらいたいところです。
ところでこの研究の興味深い点は調査開始前から「経験に基づく種々の言い伝えが数多くある」としているところです。至る所で出産にまつわるウワサが古くから伝わっており、その真偽を見定めるための研究だったのです。「満月の日は出産が多くなる」というウワサがこのような研究を始めるきっかけになったというのは驚きですね。

 

科学的な立証はまだ不十分

このように、出産と月の関係について研究が盛んに行われています。
その研究結果は調査した時期や母体の数がそれほど多くないことから、科学的な立証はまだ不十分であると言えるでしょう。出産とは、未だ謎に包まれた行為なのです。

 

満月や満潮とは?

そもそも満月や満潮はなぜ起こるのでしょうか?月や潮の特徴を知ることは、出産との関係を紐解くことにもつながります。
 

そもそもなぜ月は満ち欠けして見えるのでしょう?月自体は欠けたり丸くなったりはしていませんよね。

月が満ち欠けして見えるのは、月が自分で光っておらず、太陽光を反射していることが原因です。
地球上の私たちから見て、月に対して太陽光がどの位置から当たっているかで月が満ち欠けして見えるのです。
ですから満月に見えるときは、太陽と地球と月が一直線に並び、太陽光を全面に浴びた月を地球から真正面に捉えるときなのです。
なお、新月とは全く見えなくなった月のことです。新月の日も太陽と地球と月が一直線に並んでいます。満月の日とは逆側に太陽が位置しているので月が全く見えなくなるのです。

新月から満月は満月チャージ期

ガブリエラ・ユスト氏によれば、新月から満月は「満月チャージ期」とされ、気持ちが高まる時期。意欲もわくのでダイエットをはじめるには最適です。ただ、満月チャージ期は吸収されやすい時期なので、太りやすいとされています。 すべて吸収される満月チャージ期におすすめなのが、ミネラルやビタミン類。調理方法を工夫して妊娠中の栄養補給に役立てましょう。蒸し料理でミネラルとビタミンをたっぷり補給してください。

満月から新月は新月デトックス期

満月から新月へ向かうのは新月デトックス期です。満月から月が欠けていくように、老廃物など「いらないもの」を外に出す力が強くなります。ダイエットの効果も出やすい時期ので、デトックス効果の高い食事をおすすめします。 食物繊維を多めにしたサラダや、野菜ジュースはいかがでしょうか。デトックス効果が期待され、お通じもよくなりますよ。体重管理・体調管理に敏感な妊娠中を少しでも快適に過ごして、出産に備えましょう。

 

月の引力と潮の関係

満月や新月の関連性

月は地球の周りを回っていますが、これは月と地球の引力が釣り合っている状態だからです。誰かと手を繋いで全力でぐるぐる周っているのと同じことですね。
これを月と地球に当てはめると、地球が月を引っ張っているのと同様に、月も地球を引っ張っていることになります。

月は地球を引っ張っているので、地球表面にある水、つまり海水が月に引っ張られて大きく盛り上がります。このとき周囲の海水も引き寄せてくるので潮が上下し、「満潮」「引潮」が生まれます。

 

満潮は太陽と月が一直線に並ぶ時に起こる現象

満潮は太陽と月が一直線に並ぶ時に起こる現象

ではなぜ満月の日には満潮になるのでしょうか?

その理由には太陽が関係しています。

満月になる夜は、太陽と地球と月が一直線に並んでいます。月が地球を引っ張る力に加えて、太陽が地球を引っ張る力も加わるので、潮が太陽と月の両方に引っ張られ、いつもより高い潮となり、「満潮」になります。

 

満月=出産と考えられている理由

満月=出産と考えられている理由

現場の声
満月の夜に出産が多いと言われている最も大きな理由は「出産現場の声」です。
産科医や助産師、さらに出産現場の看護師などは普段から「満月の夜になると出産が増える」と感じているようです。

最も出産に近い人たちが「満月には出産が増える」と考えていることから、次第にウワサが広まっていったようです。


羊水が満月に引っ張られている?
先ほど月の満ち欠けと潮の関係をお話ししましたが、実は羊水の成分は海水とほぼ同じなのです。そのため、月の引力によって羊水が引っ張られているのではないか、という考えもあるようです。しかしまだ科学的に立証されてはいません。

 

現代の医療現場では満月は出産に関係しない

満月の日に出産数が増えると言われていますが、現代医療現場では満月だからといって出産しやすいということはないようです。医療の進歩により、自然分娩ではない方法で出産することが一般的になったからです。

 

帝王切開と陣痛促進剤の使用

自然分娩が難しいケースでは帝王切開手術を行い、ママのお腹を開いて赤ちゃんを取り出します。帝王切開は、母体や赤ちゃんの状態がよくなく、自然分娩できない場合に緊急的に執り行われることもありますが、あらかじめ日にちを決めて手術が行われるケースもあります。このようなケースでは、満月に限らず出産となりますね。
また出産予定日からあまりに遅い場合などには陣痛促進剤が使用されることもあります。
陣痛促進剤を投与されるタイミングは産科医が決定するので、月が満ちていようが欠けていようが関係ありませんね。

 

月と女性の不思議な関係

月と女性の間には不思議なつながりがあります。
ルーナ・ディアナ・セレーネ・アルテミス…これらは全て月の女神です。竹取物語のかぐや姫も月に帰っていきますよね。このように世界中で「月は女性的なもの」とされてきました。月と女性はどのような関わりがあるのでしょうか?

 

月齢周期と月経周期はほぼ同じ

女性の生理を月経と呼びますが、月経周期は月の満ち欠けの平均周期29.53日と一致すると言われています。更に、妊娠から出産までの平均妊娠期間は265.8日と言われていますが、これは月の満ち欠けの平均周期の9倍の長さです。月は女性に強く影響していることが示唆されています。

 

羊水の成分は海水とほぼ同じ

羊水とはお腹の赤ちゃんが包まれている水分のことですが、この羊水は海水とほぼ同じ成分でできています。含まれるミネラル成分比もほぼ同一。塩分濃度もほぼ同一。そして両方とも弱アルカリ性です。

潮の満ち引きは月の引力が引き起こしています。となると、ママのお腹の中の羊水も、月の引力に影響されるとしてもなんら不思議はありません。

 

出産にまつわるウワサ

出産にまつわるウワサ

満月の日は出産が多くなる、というもの以外にも出産にまつわる数多くのウワサが存在します。いずれも真偽はわかりかねますが、昔から言い伝えられてきたウワサです。ここではその一部をご紹介しますね。

 

妊娠しやすい時期は新月と重なる

女性の月経は、およそ28日周期。月の満ち欠けと女性の月経周期は、ほぼ同じ周期です。また、満月から新月までが2週間、女性の排卵日は月経日から約2週間後です。つまり、満月に月経がくれば新月に妊娠しやすいと言えます。

しかし、現代に生きる女性は仕事や家事で疲れています。生活リズムもつい乱れがちですよね。「妊娠しにくいかも…」と感じたら、生活リズムを整えてみましょう。月経を満月に迎えるように調整できたら、新月に妊娠する可能性が高くなります。

ただ、満月や新月といった月の満ち欠けそのものが出産に大きくかかわってくる根拠はありません。気にせずゆったりと過ごすことが重要です。

 

満月の日は安産?新月は難産?

満月は安産、新月は難産とよく言われます。新月は月が見えないから月の力が弱まると信じられていたからです。陣痛が強すぎるのも弱すぎるのも困りもの。女性にとって出産は大変なイベントですから、迷信に頼りたくなりますよね。

はじめての出産は不安なことも多く「安産かな?難産だったらイヤだな」と考え込んでしまいがちです。ふさぎ込んでしまってはマタニティブルーの原因になってしまうかも…。

新月にあやかって安産のための呼吸法を練習しておきましょう。出産は大変な重労働です。緊張することから体がこわばり、痛みが強く感じることもあります。また、痛みのあまり体に力が入ってしまうと、産道もかたくなってしまいます。赤ちゃんが出づらくなり、お産が長引く原因にもなるのです。普段から少しずつ呼吸法を練習しておくと、出産当日を落ち着いて迎えられますよ。

 

台風の日は出産が多い

台風や嵐などの異常低気圧の日にも出産が増えると言われています。気圧が低いことにより出産しやすくなるからだという説もありますが、「台風や荒天は日常的でないため記憶に残りやすい」のではないかという解釈もできます。台風や荒天によって出生率があがることは、科学的には実証されていません。

 

朝方に出産しやすい

帝王切開などが介入しない自然分娩では、夜中から明け方にかけての出産が多いという統計があります。具体的には午前1時〜午前5時ごろに陣痛が始まるそうです。
陣痛が始まるのは副交感神経が優位に働いている時だと言われているのですが、リラックスすると副交感神経が優位になることが知られています。そう考えると、いつもリラックスできている人は夜中でなくても出産しやすいことになりますね。

なぜ副交感神経が優位の時に陣痛が始まりやすいのかというと、太古の昔、肉食獣に襲われる危険性があった時代の名残ではないかと言われています。ただしはっきりした理由は分かっていません。

 

まとめ

満月や満潮になると出産しやすくなるというウワサがありますし、実際に出産数が多少増えたという研究報告もされています。しかし満月=出産が増えるとするしっかりとした検証はまだ行われていません。たとえばあなた自身や周りの人はどうでしょうか?満月の日が誕生日だという人は意外と少ないものかもしれませんよ。

出産日は誰にも予測できません。赤ちゃんがママの体調を感じ取って、お外に出たいと思ったその日がその子の出産日なのです。ママが「そろそろかも」と気をつけるに越したことはありませんが、過度にピリピリする必要はないのです。出産は女性だけが体験できる神秘的な行為です。ゆったりとした気持ちで赤ちゃんが出てくる日を待っていてくださいね。

大潮(満月)や満潮が出産に関係あるってホント?