今や男女問わず人気のフィットネスとなっているヨガ。
体内環境や自律神経を整える、肩凝りなどの慢性的症状を緩和するといった様々な効果があったりと体によく、またシェイプアップ効果なども得られることから自宅やスタジオなどで行っているという方は多いのではないでしょうか？主に自分の身1つあればどこででもできるヨガ。どうせならば好きな場所で行いたくはありませんか？例えば、海やプール、リゾート地などは如何でしょう。
今回は水上で行うヨガ「サップヨガ」をご紹介致します。ヨガライフの参考にして頂けると嬉しいです。
サップヨガとは？
そもそもSUPヨガの「SUP」とは何なのか、あまり言葉だけでは想像がつきませんよね。SUPとは、Stand Up Paddle board（スタンドアップパドルボード）の略。ハワイ発のマリンアクティビティで、フィットネス大国としても有名であるアメリカでも流行しているエクササイズなのです。
人気の理由はフィットネスとリラクゼーションのどちらの効果も体感できるということ。リゾート地でも体験プランとしてよく見受けられ、ジムのプールなどでも体験できる場所が近年増加している点からも知名度が上昇してきており、日本では2014年に「日本サップヨガ協会」が設立されました。
サップヨガの主な効果は？
SUPヨガはその正式名称の通り、スタンドアップパドルボードというサーフボードを大きく、更に浮力も高めたボードの上に乗り、浮かんだ状態で行うヨガ。一般的なヨガのポーズでも高いフィットネス効果がえられるだけでなく、地上にはない水上ならではの効果も多くございます。
全身の筋肉や体幹を鍛えられる
地上では感じ得ない不安定さは揺れるボートの上で行うSUPヨガだからこそ味わえるものであり、これにより身体の内側にあるインナーマッスルをきちんと体幹を意識した上で鍛えることができます。ボードの上に立ちあがれば、落ちないようにと踏ん張りバランスをとりますよね。陸にいるだけでは鍛えられないような内転筋やハムストリング、大臀筋、そして普段活用されにくい細やかな筋肉まで余すことなく鍛え上げることができるのは嬉しいところです。
バランス感覚と集中力の向上
水上は地上と異なり少し体勢を変えるだけでも思わぬ動きをするもの。不安定な波の上でポーズを取るには並々ならぬ集中力やバランス力が必要とされます。その為SUPヨガでは一般的なヨガで見られる基本的なポーズに取り組むだけでも、通常よりさらにバランス力や集中力を養うことができるでしょう。
リラクゼーション効果の獲得
ある程度ボード上でポーズをとることにも慣れてくると波に合わせた揺れが楽しくなってきます。楽しいことはストレス発散において一番大切です。
リゾート地に赴くとなると少し難しくはなってしまいますが、お近くのジムなどのプールでもその効果は十分に得られるでしょう。
サップヨガの3つのポイント
SUPヨガを行う上でのポイントを大きく3つです。まず1つ目は動作と呼吸をゆっくり行う事。大きな揺れを起こしてしまうのは落ちてしまうなどの思わぬ失敗を招いてしまいます。いつも地上で行っている時よりもさらにゆったりのんびりと動き、呼吸も動きに合わせてゆっくりと行いましょう。
次に2つ目はハンドルを意識する事です。ハンドルはボードの上部にあり、SUPヨガを行う上でバランスの中心となってきます。ここを中心だと意識することで目標物がかいよりもバランスがとりやすくなります。
そして最後、3つ目は正しい位置を見据える事です。実は、ボード上でバランスを崩してしまう主な原因は視線によるものだと言われています。視線が下がると気づかないうちに頭も落ちてきてしまいバランスを崩してしまうことも…。これはSUPヨガだけでなく乗馬などでも当てはまる話です。視線を正しい位置に固定することを習得すれば様々なところでも活用できる一つのステップとなるでしょう。
サップヨガの基本ポーズをご紹介
SUPヨガのポーズは基本的にボードのバランスの中心であるハンドルの位置を意識して行います。今回やり方をご紹介するのはSUPヨガの基本ポーズ「安楽座のポーズ」です。
安楽座のポーズのやり方3ステップ
①ボードの前方に向かい、ハンドルに座ります。
②軽くひざの上に両手を置いて背筋をしっかり伸ばします。
③ボート下の波を感じながら、腹式呼吸を深くゆっくりと繰り返していきます。
まとめ
如何でしたでしょうか？SUPヨガは海や水が好きな方、他の人とは一味違うヨガを体感したいという方に是非ともオススメしたいフィットネスです。とは言っても始めるきっかけが分からないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方は一般社団法人 日本サップヨガ協会のホームページに公開している様々なイベントやレッスンをチェックしてみて下さい。きっとあなたに合ったものが見つかるはずです！
