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台風6号の最新情報 2026年

Windy

台風6号(チャンミー)総合分析

気象庁6月1日0時45分発表によると、台風6号(チャンミー)は沖縄の南の海上を北北西に進んでいます。中心気圧975ヘクトパスカル、最大風速30メートルの勢力を保ちながら、発表時点で北緯23.5度、東経127.4度付近に位置しており、今後さらに発達しながら沖縄地方に接近する見込みです。

気象庁と米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予想を比較すると、両機関とも台風が北上を続ける点では一致していますが、勢力の見立てに違いがあります。JTWCは最大風速を約38メートル(75ノット)と推定しており、気象庁の30メートルよりも強く評価しています。進路については、6月1日中は沖縄本島の西側を北上し、その後北東に転向して本州方面へ向かうという点で両機関の予想はおおむね一致しています。

沖縄地方では暴風や高波への厳重な警戒が必要です。特に宮古島地方では6月1日昼前に台風が最接近する見込みで、すでに大しけとなっている海域もあり、沖縄本島地方でも未明から大しけとなる予想です。各地の気象台は暴風警報の発表を予定しており、猛烈なしけや警報級の大雨、高潮にも十分な警戒が必要となっています。

今後24時間で台風は沖縄地方を通過し、6月2日には九州の南海上へ進む見込みです。その後は次第に進路を東寄りに変え、6月3日から4日にかけて本州の南岸沿いを東進する可能性があります。ただし、進路や勢力については予想にばらつきがあるため、最新の気象情報を確認しながら早めの対策を心がける必要があります。

※本情報はAIが気象庁および米軍JTWC(合同台風警報センター)の公開データを分析したものであり、公式の気象情報ではありません。最新かつ正確な台風情報は気象庁公式サイトをご確認ください。避難等の判断は必ず公式情報に基づいて行ってください。

台風6号

位置 北緯26.0東経127.4 気圧975 hPa
速度毎時20キロ 進行方向
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 西側半径180km
東側半径210km


※気象庁ホームページより

台風6号の進路予想6月1日 15時50分発表

6月1日 18時
位置北緯26.0東経127.4 気圧975 hPa
速度毎時20キロ 進行方向
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 西側半径180km
東側半径210km
6月1日 21時
位置北緯26.5東経127.7 気圧975 hPa
速度毎時20キロ 進行方向北北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 西側半径185km
東側半径220km
6月2日 0時
位置北緯27.1東経128.0 気圧975 hPa
速度毎時20キロ 進行方向北北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 西側半径185km
東側半径220km
6月2日 3時
位置奄美市の西南西約140km

北緯27.8東経128.3

気圧975 hPa
速度毎時20キロ 進行方向北北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 西側半径190km
東側半径230km
6月2日 6時
位置北緯28.5東経128.8 気圧975 hPa
速度毎時30キロ 進行方向北北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 北西側半径190km
南東側半径230km
6月2日 9時
位置北緯29.1東経129.4 気圧975 hPa
速度毎時30キロ 進行方向北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 北西側半径200km
南東側半径240km
6月2日 12時
位置北緯29.8東経130.2 気圧975 hPa
速度毎時35キロ 進行方向北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 北西側半径200km
南東側半径240km
6月2日 15時
位置種子島付近

北緯30.7東経131.2

気圧975 hPa
速度毎時35キロ 進行方向北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速45 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 北西側半径210km
南東側半径250km
6月3日 15時
位置銚子市の南南西約40km

北緯35.4東経140.7

気圧975 hPa
速度毎時45キロ 進行方向東北東
最大風速中心付近 30 m/s 最大瞬間風速40 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) 北西側半径210km
南東側半径250km
6月4日 15時
位置日本の東

北緯36.8東経145.7

気圧980 hPa
速度毎時20キロ 進行方向東北東
最大風速- 最大瞬間風速35 m/s
強風域(15m/s以上) - 暴風域(25m/s以上) -

天気図
2026-06-01 16:50 更新

今日
24時間予報
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今日の天気予想図
提供元:気象庁
24時間天気予想図
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気象衛星ひまわり

    台風に関する各地の警報・注意報

    宮古島地方気象台

    宮古島市に暴風警報、宮古島地方に波浪警報を発表しています。台風第6号は、現在宮古島地方に最も接近しています。暴風やうねりを伴う高波に警戒してください。

    下関地方気象台

    台風第6号は2日夜に山口県へ最も接近する見込みです。東部の海上では、2日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて、暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。

    鹿児島地方気象台

    台風第6号は2日にかけて暴風域を伴って、九州南部・奄美地方に接近する見込みです。九州南部・奄美地方では2日にかけて、暴風、うねりを伴った高波、土砂災害に厳重に警戒してください。

    石垣島地方気象台

    台風第6号は、現在、八重山地方に最も接近しています。石垣島地方の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなっています。うねりを伴う高波に警戒してください。また、強風に注意してください。

    大阪管区気象台

    台風第6号は、3日午前中に大阪府に接近する見込みです。大阪府では、2日夜のはじめ頃から3日午前中にかけて強風や高波に十分注意し、3日午前中は低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。

    神戸地方気象台

    台風第6号は、3日午前中に兵庫県に接近する見込みです。淡路島南部では、3日午前中はうねりを伴った高波に警戒してください。また、南部では2日夜のはじめ頃から3日午前中にかけて低い土地の浸水や河川の増水、強風に十分注意してください。

    津地方気象台

    台風第6号は、3日は暴風域を伴ったまま東海地方に接近する見込みです。三重県では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、うねりを伴った高波に警戒してください。

    熊谷地方気象台

    台風第6号の接近に伴い、埼玉県では、3日は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風に注意・警戒してください。

    広島地方気象台

    台風第6号は、2日夜遅くから3日午前中に広島県に最も接近する見込みです。広島県では、2日明け方から夜遅くにかけて低い土地の浸水、河川の増水に、2日夜のはじめ頃から3日午前中にかけて強風、高波に十分注意してください。

    長野地方気象台

    長野県では、台風第6号の接近に伴い、3日は土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水、強風に十分注意してください。

    仙台管区気象台

    東北太平洋側南部の海上では、台風第6号の影響により、3日午後は大荒れや大しけとなるでしょう。暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。また、東北太平洋側南部では、3日午後から4日頃にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

    名古屋地方気象台

    台風第6号は、3日に暴風域を伴ったまま東海地方へ接近する見込みです。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。

    福岡管区気象台

    台風第6号は、2日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて九州北部地方へ最も接近する見込みです。九州北部地方では、2日夕方から土砂災害に厳重に警戒し、暴風やうねりを伴った高波、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

    宇都宮地方気象台

    台風第6号の接近に伴い、栃木県では、3日は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風に注意・警戒してください。

    沖縄気象台

    台風第6号の接近に伴い、沖縄地方は非常に強い風や強い風が吹き、沿岸の海域ではうねりを伴い猛烈なしけや大しけとなっています。沖縄地方では暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してださい。

    前橋地方気象台

    台風第6号の接近に伴い、群馬県では、3日は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

    長崎地方気象台

    台風第6号は、2日昼過ぎから夕方にかけて長崎県に最も接近する見込みです。南部、五島の海上では、暴風に警戒してください。

    高松地方気象台

    台風第6号は、暴風域を伴って2日夜遅くから3日午前中にかけて四国地方に接近する見込みです。四国地方では2日夕方から3日午前中にかけて、うねりを伴った高波に、2日夜のはじめ頃から3日午前中にかけて、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風に警戒してください。また、土砂災害に十分注意してください。

    岡山地方気象台

    台風第6号は、3日午前中に岡山県に最も接近する見込みです。岡山県では、2日未明から3日午前中にかけて低い土地の浸水や河川の増水に、南部では、2日夜遅くから3日午前中にかけて強風や高波に十分注意してください。

    過去の台風経路

    年度別の台風一覧

    台風規模ランキング

    観測日番号台風名最低気圧
    1979年10月12日20号チップ 870 hPa
    1975年11月19日20号ジューン 875 hPa
    1973年10月6日15号ノラ 875 hPa
    1958年9月24日22号アイダ 877 hPa
    1966年6月26日4号キット 880 hPa
    1978年10月25日26号リタ 880 hPa
    1984年10月26日22号ヴァネッサ 880 hPa
    1959年8月29日9号ジョアン 885 hPa
    2010年10月17日13号メーギー885 hPa
    1971年11月12日35号イルマ 885 hPa

    ※1951年度から発生した台風を対象

    台風最大風速ランキング

    観測日番号台風名最大風速
    2010年10月17日13号メーギー125 m
    2013年11月7日30号ハイエン125 m
    2016年9月13日14号ムーランティ120 m
    2014年10月7日19号ヴォンフォン115 m
    2013年10月23日28号レキマー115 m
    2016年10月18日22号ハイマー115 m
    2016年10月3日18号チャバ 115 m
    2019年11月5日23号ハーロン115 m
    2014年12月4日22号ハグピート 115 m
    2009年11月25日22号ニーダ115 m

    ※2001年度から発生した台風を対象

    過去の台風発生数

    1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年間
    2026111126
    2025 275643 27
    2024226834126
    20231113622117
    20222225751125
    2021111234441122
    2020117472123
    201911145646129
    201811145941329
    20171185433227
    201647743126
    201511212234541127
    2014212251521223
    20131143677231
    201211445351125
    2011234371121
    20101254214
    2009222573122
    200814124423122
    2007113456424
    20061137342223
    200511115552223
    200412528333229
    200311222533221
    2002111356422126
    20011256531326
    2000256522123
    1999214662122
    199813523216
    199723346432128
    199611256622126
    19951126561123
    19941127986236
    19931147552328
    19921124857331
    199121114563629
    1990111346444129
    1989112275643132
    198811328852131
    198711244622123
    1986112235354329
    198521318541227
    1984255473127
    1983135255223
    198231335531125
    198112348423229
    198014142641124
    1979111242632224
    19781134854430
    19771133551221
    19761122244511225
    1975124553121
    19741111445544232
    19737524321
    197211365553231
    1971113428564236
    1970123655426
    196911134332119
    19681113835527
    19671211179943139
    1966121410943135
    19652111235582232
    19642275656134
    1963144354324
    196211258453130
    1961112346641129
    1960113310341127
    195911125542223
    1958111475532231
    195721111454322
    195612125614123
    19551111276431128
    19541115543121
    195311216353123
    1952335363427
    19511121133241221

    ※統計開始日1951年

    最大風速10分間平均強さ
    17m/s未満熱帯低気圧Tropical Depression
    17~25m/s未満台風Tropical Storm
    25~33m/s未満台風Severe Tropical Storm
    33~44m/s未満強い台風Typhoon
    44~54m/s未満非常に強い台風Typhoon
    54~m/s以上猛烈な台風Typhoon

    台風情報

    台風と熱帯低気圧の基礎知識

    図解:台風が発生するまでの4段階のプロセス。暖かい海面(26.5℃以上)からの水蒸気蒸発、上昇気流による雲の発生、地球の自転による渦の形成と発達、そして熱帯低気圧から台風へと成長する様子を示したイラスト。

    「台風」と「熱帯低気圧」は、海遊びの計画だけでなく、沿岸部の防災においても非常に重要なキーワードです。その違いと特徴を正しく理解しましょう。

    🌀台風とは?

    台風とは、熱帯地方の海上で発生する巨大な空気の渦巻きのことを指します。

    • 発生と発達: 海面水温が高い(26~27℃以上)海域で発生し、さらに水温が高い(28℃以上)場所でエネルギーを得て発達します。
    • 主な発生場所: 日本に影響する台風の多くは、フィリピンの東海上(グアムやサイパン近海)で発生します。
    • 定義: 北西太平洋または南シナ海に存在し、最大風速が秒速17.2m以上(風力8以上)になったものを指します。

    【台風の進路と波への影響】

    図解:台風の進行方向に向かって右側が「危険半円」となる仕組み。右側は台風自身の風と進行速度が合わさって風が強まる(赤色で表示)一方、左側の「可航半円」は風が比較的弱い(青色で表示)ことを示す解説図。

    台風の進路によって、日本の沿岸部に届く波(うねり)の影響は大きく変わります。

    • 西へ進む場合: 貿易風に流されてゆっくりと西の大陸(中国・ベトナム方面)へ進む場合は、日本沿岸へ台風からの波が届く可能性は低くなります。
    • 北上する場合: 徐々に北上してくる場合は、西日本~東日本の太平洋側を中心に、南東からの波(うねり)が届き始めます。
    • 北西へ進む場合: 遥か南の海上を、勢力を強めながら日本に向かって北西へ進むと、波長の長い強力な南~南西からの波が西日本から届き始め、次第に東海~関東の沿岸部でも波が高くなっていきます。
    💡 波が届く目安

    一般的に、台風からの波(うねり)が遠く離れた日本まで到達するには、北緯20度付近の海上で台風が発達し、「停滞」もしくは「ゆっくりと移動している」という条件が目安になります。

    ☁️熱帯低気圧とは?

    熱帯低気圧は、台風の「正体」であり、すべての始まりです。これが発達して最大風速が基準(17.2m/s)を超えると「台風」に呼び名が変わります。

    • 発生の特徴: 海水温が高い海上でしか発生しません(陸上では発生しません)。
    • 海への影響: 熱帯低気圧が発生すると、その後の発達具合や進路によっては、遠く離れた場所にまで影響を及ぼす「うねり」をもたらす原因となります。
    • 台風への発達: 特に日本の夏~秋(7~9月頃)は近海の海水温が高いため、熱帯低気圧が接近しながら台風へと発達し、大型化するケースが多く見られます。

    季節による台風の経路と特徴

    台風は発生する時期によって、通りやすい道筋(経路)や移動速度に特徴があります。これは主に、太平洋高気圧の勢力や上空の風(偏西風)の影響を受けるためです。

    図解:季節(6月〜7月、8月、9月〜10月、11月〜12月)による台風の主な経路と特徴(西進、迷走、加速・縦断など)を示した日本近海の地図。
    季節ごとの代表的な台風の進路と特徴

    6月〜7月(発生初期:西に進むコース)

    太平洋高気圧の南側を縁取るように進み、フィリピン方面や南シナ海へと西に向かうことが多い時期です。

    • 海への影響: 日本列島からは比較的離れて進むため、沿岸部への直接的な影響は少ない傾向にあります。

    8月(盛夏:迷走や停滞も多いコース)

    太平洋高気圧が日本付近を広く覆うため、台風はその縁を大きく回るように進みます。高気圧の勢力次第で、複雑な動き(迷走)をしたり、動きが遅くなったりすることがあります。

    • 海への影響: 台風が南の海上で停滞したりゆっくり移動したりすると、波長の長いパワフルな「うねり」が日本沿岸に届きやすくなります。

    9月〜10月(秋:日本を縦断する加速コース)

    太平洋高気圧が南へ退き、日本上空に強い西風(偏西風)が降りてきます。台風がこの風に乗ると急加速し、放物線を描いて日本付近を通過・縦断するコースをとりやすくなります。

    • 海への影響: 移動速度が速いため、うねりが届き始めてから海が荒れるまでの時間が短く、急激なコンディション変化に最大級の警戒が必要です。

    台風の波が遠くまで届く仕組み

    台風の激しい風によって生まれた波が、なぜ遠く離れた穏やかな海岸に突然「高波」として押し寄せるのでしょうか。その仕組みを見てみましょう。

    図解:台風から発生した風波が、長周期のうねりとなって分散しながら進み、海岸で浅水変形を起こしてパワフルな波になるまでの仕組み
    台風のエネルギーが「うねり」となって遠くまで伝わり、海岸で強力な波に変化する様子

    【図解の解説:うねりのメカニズム】

    1. 風波(発生源):
      台風の中心付近では、激しい暴風によって、短く不規則でエネルギーの高い「風波(かざなみ)」が発生します。海は荒れ狂った状態です。
    2. 分散と「うねり」への変化:
      波は、周期(波と波の間隔)が長いほど速く進む性質があります。海を何千キロも進むうちに、短周期の波は消え、長周期の波だけが生き残って整列していきます(分散)。こうして遠くまで届く波を「うねり」と呼びます。
    3. 浅水変形(海岸への到達):
      長い旅をしてきた「うねり」が海岸に近づき水深が浅くなると、海底の影響で速度が落ちます。後続の波が追いつくことで波の高さが急激に増し、海岸で大きく崩れる「パワフルな波」へと変化します(浅水変形)。
    ここが危険!

    「うねり」は風がなくても届きます。海岸付近が晴れて穏やかでも、遠くの台風から届いた見えないエネルギーが、突然の「高波」を引き起こす(一発大波など)ことがあるため、十分な注意が必要です。

    まとめ:知識を安全なレジャーと防災に活かす

    台風シーズンには、天気予報だけでなく、台風情報や波の情報も確認して海の状況を予測してみましょう。

    この知識は、海でのレジャーを安全に楽しむ計画を立てるためだけでなく、「危険な海には近づかない」という防災の観点でも非常に役に立ちます。自然の力を正しく理解し、安全第一で行動しましょう。

    よくある質問 (台風・波編)

    Q:「台風」と「熱帯低気圧」、結局なにが違うの?

    実は、構造は全く同じ「空気の渦巻き」の仲間です。違いは「風の強さ」だけ。渦の中心付近の最大風速が、秒速17.2m(風力8)以上になると「台風」、それ未満だと「熱帯低気圧」と呼ばれます。熱帯低気圧は、発達すれば台風になる「台風のたまご」でもあります。

    Q:台風がまだ遠くにあるのに、なぜ海岸の波が高くなるの?

    台風の激しい暴風によって作られた波のエネルギーが、「うねり」となって何千キロも離れた海を伝わってくるからです。その場の天気が晴れていて風がなくても、遠くから届いた「うねり」が海岸で突然大きな波(一発大波など)となって押し寄せることがあるため、十分な警戒が必要です。

    Q:「うねり」と普通の「波(風波)」は何が違うの?

    「風波(かざなみ)」はその場の風によってできる、周期が短くバシャバシャした波です。一方、「うねり」は遠くの暴風(台風など)で発生し、長い距離を移動してくる間に整えられた、周期が長くパワーのある波のことを指します。うねりは風が止んでもなかなか収まりません。

    Q:台風の進行方向の「右側」が危ないって本当?

    本当です。進行方向に向かって右側は「危険半円」と呼ばれます。台風自身が吹く「反時計回りの風」と、台風が「移動するスピード」が合わさる方向になるため、左側(可航半円)に比べて風がより強く、波も高くなる非常に危険なエリアです。

    Q:台風が通過した直後の海なら、もう安全?

    いいえ、すぐに安全とは言えません。台風の通過後も、強力な「吹き返し」の風が吹いたり、高いうねりがしばらく残ったりします。また、大雨による河川からの濁流、漂流物、海底地形の変化など、目に見えない危険が潜んでいる可能性があります。警報等が解除され、完全に落ち着くまで不用意に近づかないようにしましょう。

    Q:なぜ秋の台風はスピードが速いのですか?

    秋になると日本上空に「偏西風」という強い西風が吹き降りてくるからです。南の海上で発生した台風が北上してこの風に乗ると、まるで高速道路に乗ったかのように速度を速め、一気に日本列島へ近づいてきます。接近が早いため、早めの避難や準備が必要です。