ボディボードをするのに必要な道具は多々ありますが、メインはやはりその名の通り「ボディボード」でしょう。ボディボードは様々な形、デザインがありますからやはり好みなものを選びたくなってしまいますよね。とはいってもボディボードはただの板ではありません。デザインの好みは勿論ですが自分に合ったものを選ぶ事が楽しむ上で重要となってきます。
ボディボードの選び方のポイントは?
ボディボードの選び方は全長、幅や厚み、用途の主に3つを意識すれば大体間違えはありません。一言で言ってしまえば身長と体重からみた全身のバランスです。・ボディボードの全長
ボディボードというスポーツはこれにうつ伏せになって楽しむものなので、全長は自身の身長を基準に決めます。
全長は数字で表すと「身長×0.6=ボードの全長」
身体の位置で表すと「膝から口まで」がピッタリの全長という事になります。
前後1cm程度の差であれば特に問題ありませんが長すぎると無駄な浮力が発生してしまい、ボードの先端部分であるノーズが浮きやすくなってしまうのです。ノーズは基本姿勢を取る際に必ず持つ場所なので、テイクオフ時に行う「浮き上がったノーズを抑える」という動作は長くて浮力がある程難しくなり、テイクオフの弊害となってしまいます。
それは特に普段鍛えてない方やお子様、女性の方などの腕力が弱い方で顕著。他にも注意するべき事はございますが、特に全長には注意しましょう。
・ボディボードの幅や厚み
ボディボードの幅や厚みは浮力のバランスに関わってくる為自身の体重と相談して決定するようにしましょう。
体型はみな人それぞれあるようにボディーボードにも横幅のバラエティーは多く存在し、幅により適している人も変わってきます。例えば痩せ型の人で考えてみると、横幅が少ない人が横幅の大きいボードに乗った時、体重移動はかなり頑張らなければならなくなってしまいますよね。反対にぽっちゃり型、ガッシリ型の方が細いボードを使うと浮力などが合わず沈んでしまうことがあります。また、ボードを操作する際の体重移動で従来よりも反応が良すぎて苦労することも…。
自分の中でのボディボードの楽しみ方
ボディボードを始めようと思い購入するとしても頭に思い描いている姿というのに一人一人異なっていると思います。「夏にちょっと自分のボディボードを購入して海水浴場でやってみたかったんだ」という方もいれば「波を優雅に滑ってみたい」、「本格的に長い期間続けていきたい」という方もいらっしゃるでしょう。この“どういった目的か”によってボディボードの値段は数千円から数万円まで変わってきます。まさに上をみても下を見ても何かあるピンキリの世界です。
[少しやってみたいという人]
少し齧る程度ならばそれ程高いものではなく、千円から高くても1万円以内のボードで良いでしょう。その値段ですと大体は発泡スチロールでできたボードとなり耐久性は低いですが、そう問題はありません。このレベルであればフィンを履く必要もないです。
しかしこれはあくまでも「少しやってみたいという人」の場合。波の威力や乗っている人の体重に負けてしまう強度なのでこのボードで長く続けていく事は諦める気持ちでいた方が良いかもしれません。
[波を優雅に滑りたい人]
俗に言うボディボードを始めたい方です。購入するボードのお値段は約2万円を想定しておきましょう。この価格帯のボードになりますと、素材にはポリエチレン系のものやストリンガーなどが使用されていることが多い為ある程度の強度は期待できます。
こちらを使用する際はフィンは必要です。
[本格的に長く続けたい方]
本格的に続けたい方の場合は約4万円のボードの購入がオススメ。これまでとは素材が変わり、ポリプロピレンのものが多くみられ、さらにストリンガーやカーボンメッシュで補強されているので耐久性は非常に優れています。また、ボディボードの楽しみであるスピード性や反発性が求められる作りとなっているので本格的に楽しむのには最適なボードでしょう。
本格的にボディボードを続けたい方に見てほしいポイントがもう一つ。それは、ボディボードのアウトラインです。
ボディボードはそれぞれ形により特徴をもっており、大きく“回転性があるボディボード”、“スピード型の直進性ボディボード”に分かれます。この違いを産んでいるのがアウトラインです。
アウトラインにより実際に乗った時の感覚は異なり、アウトラインがストレートだとスピードの出るボディボード。一方、カーブが強いと回転性が良い為トップに上がりやすい、レールを抜きやすいなどの技術的なサポートが受けられます。
スピードを求めるか技術のサポートを受けるかお好みで選ぶとよいでしょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。ボディボードは初心者の頃から良いものを長く使うのでもよし、最初は安いもので始めてハマったら高いものに買い換えるのもよしです。
ご自分にあったスタイルでお買い求め下さい。