お気に入り

東京オリンピック2021年に延期、気になるサーフィン日本代表選手は?

2021オリンピックサーフィン

東京オリンピックの追加種目に決定!

2020年開催予定で盛り上がっていた東京オリンピックですが、コロナウイルスの影響で延期されてしまいましたね。
東京2020大会から追加種目として新たに採用されたサーフィンを「楽しみにしていたのに!」と残念がっておられるサーフィン好きの方も多いことでしょう。
今のところ、東京オリンピックは2021年7月23日から開催される予定となっていますので、サーフィン日本代表についての予習をしながら楽しみに待つことにしましょう。
ここでは、東京オリンピックのサーフィン競技、日本代表についてご紹介します。
 

東京オリンピック サーフィン競技の会場はどこ?

東京オリンピックでおこなわれる様々な競技のために、スタジアムなどたくさんの施設が
急ピッチで建設されてきました。
その大半は東京都内にありますが、サーフィンの会場は都内にはありません。
サーフィンは競技の特徴から人工の施設でおこなうことが難しく、自然の波がある海で実施する必要があります。
このため、競技会場は砂浜のある海岸であることが条件となりますが、今回の東京オリンピックでは「釣ヶ崎海岸」が選ばれました。
釣ヶ崎海岸は千葉県の九十九里浜の最南端にあり、通称、志田下ポイントと呼ばれています。
釣ヶ崎海岸は、世界最高レベルの良い波が打ち寄せるとして有名で、サーフィン愛好家の間では「波乗り道場」とも呼ばれています。
釣ヶ崎海岸には、シャワー施設やエコトイレもあるのでサーフィンスポットとして最高の環境です。

 

日本代表の愛称

「オリンピックなどの国際大会で戦う競技には、女子サッカーの「なでしこジャパン」や野球の「侍ジャパン」などのようにそれぞれユニークな愛称が付けられています。
これは、サーフィンも例外ではありません。サーフィンの日本代表には、「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」という愛称が付けられています。

 

東京オリンピックサーフィンの出場するには?

各競技、オリンピックでは出場資格や出場枠などが定められています。
サーフィンの場合、
◆競技種目 男女ともにショートボード
◆出場選手枠
 ・男女共に選考による出場権獲得枠が19名ずつ(合計38名)
 ・日本は開催国枠として男女1名ずつの合計2名を追加
 ・各国の出場枠は男女とも2名までの合計4名が上限
という規定があり、さらに対象となる選考競技会でのランキング上位者がオリンピック出場資格を与えられます。
このため、東京オリンピックではロングボードの選手が日本代表に選ばれることがありません。
 

東京オリンピック出場内定選手

東京オリンピックへ出場選手の選考のために、2020年4月~5月にかけて第2回ジャパンオープンやISAワールドサーフィンゲームスの開催が予定されていましたが、コロナウイルスの影響で延期され、まだ日本代表選手の正式決定がされていません。
しかし、ただ1人、現段階で東京オリンピック出場が内定している選手がいます。
それが、男子の五十嵐カノア選手です。

<五十嵐カノア>
サーフィン界の貴公子とも呼ばれている五十嵐カノア選手は、両親が日本人ですがアメリカのカリフォルニア州出身という経歴を持っています。
ご両親が共にプロサーファーをしており、サーフィンのためにハワイへ移住したというほどの生粋のサーフィン一家で育ちました。
「カノア」という名前はハワイの言葉で「自由」という意味です。
五十嵐選手はご両親の影響で3歳からサーフィンをはじめ、6歳の時に初めて出場した大会で初優勝し、9歳の時にはアメリカの強化チームに最年少で加入するほどのセンスと実力をもつ逸材です。その後、輝かしい数々の成績を収め、プロサーファーとなりました。
現在は、アメリカのQUIKSILVERというサーフィンやスノーボードのブランドとスポンサー契約を結んでおり、2020年2月18日にはハワイ州観光局親善大使にも就任しています。

 

東京オリンピック注目選手

五十嵐カノア選手以外はまだ、代表に内定している選手がいませんが、有力視されている選手が複数名います。
男子で最有力視されているのが2019年のISA WSGアジア1位の村上舜選手。
女子では、2019年ISA WSGアジア1位の松田詩野選手が有力候補として見られています。

<村上舜>
1997年に神奈川県の湯河原生まれ。父親の影響を受けて小学校2年生でサーフィンを始めました。10歳ごろからコンテストへ出場するようになり、中学生だった2011年に「ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES」メンズオープンクラスで優勝しました。
その後もプロサーファーとして、ウエットスーツブランドのBEWETと契約し、海外でも活動し、ISAワールドサーフィンゲームスで2年連続、日本代表としてファイナルまで残っている。現在は、暫定的ではあるが東京オリンピックのアジア枠の1つを獲得している。
 

オフィシャルサイト https://shun-murakami.com/



<松田詩野>
2002年生まれで、サーフィンスポットとしても人気の高い神奈川県茅ケ崎市の出身です。
ロングボードをしていたご両親の影響で6歳からサーフィンを始めました。小学校6年生の時に日本サーフィン連盟公式検定でショートボード1級を取得し、中学2年生の時に日本プロサーフィン連盟公認のプロ資格を取得しました。
その後、数々の大会で優勝し、2018年世界ジュニアサーフィン選手権大会の女子U-16で銀メダルを獲得。2019年の第1回ジャパンオープンオブサーフィンでは初代ジャパンオープン女王となりました。2019年のISA World Surfing Gamesでは、アジア選手最高位となる15位を記録し、東京オリンピックの出場権がほぼ間違いないとされています。
 

オフィシャルサイト https://shino.surf/

東京オリンピック2021年に延期、気になるサーフィン日本代表選手は?