石垣港から高速船で約60~70分で、日本の有人島では最南端に位置する波照間島。「波照間」とは「果てのウルマ(サンゴ礁)の島」という意味で、その他にも諸説があります。
他では見れない独特の青い輝きを放つ波照間の海の色を「ハテルマブルー」と呼ばれ、島内でもニシ浜は八重山諸島でも有数の美しさを誇るビーチで、日本のベストビーチでも毎年1、2位ランキングされる全国的にも有名なビーチです。
波照間島には空港がありますが、2015年8月粟国空港に着陸した際に滑走路を外れてフェンスに衝突した事故を受け、就航する予定だった機体は事故を起こした機体と同型機で、事故原因が究明されるまでは運航も延期の見通です。2016年6月現在も航空便は就航していません。その為、波照間島に行く手段としては高速船・フェリーのみになりますが、西表島から南は外海になるので波も高く、波の影響で欠航する場合も多いので時間にはゆとりをもってプランを立てる事をおすすめします。
船の中では、前側の席が揺れるので船酔いをする方や心配の方は、出来るだけ後ろ側の席を選んで下さい。高速船の席などは指定できないので、出来るだけ早く並んで席を確保する事です。状況によっては、増便をして対応してくれます。
観光シーズンは予約しないとキャンセル待ちになってしまうので、安栄観光のHPで運行状況や予約が出来ます。
それでは、日本最南端「波照間島」の観光スポットをご紹介!
波照間之碑
波照間之碑は、1972年に高那崎に建立され、沖縄の祖国復帰を記念して神道青年全国協議会の呼びかけで、全国各地の石を持ち寄って造られた歩道は、二匹の蛇が絡みあっているような形をしています。波照間之碑の先端部には、「北回帰線」までの距離を記したプレートが取り付けられています。
日本最南端平和の碑
戦争の愚かさと不戦の誓いを込めて、1995年に戦後50周年記念事業として竹富町により建立され、日本の最南端から反戦を呼びかけています。大戦中に波照間住民は、西表島へ強制疎開させられ児童を含む多くの人々がマラリアに感染し亡くなりました。
星空観測タワー
星空観測タワーの2階にプラネタリウムがあり、ボタン操作で春・夏・秋・冬の星座を見ることができて、コンピューターの自動解説もあります。3階の屋上は、(昼)最南端の海岸線を一望する事ができ、(夜)実際の星空での星座解説(星空ガイド)を行っています。天体ドームでは、200mm屈折式の望遠鏡で月のクレーター・木星のしま模様や大赤班・土星の環など観測が可能です。※天候などによって、中止する場合や、見れない場合もあります
建物内の1階には、日本最南端の自動販売機が設置されています。
波照間島では、自動販売機を設置されている場所は限られているので、高那崎などに行った時などの水分補給には利用したいです。
住所:沖縄県八重山郡竹富町字波照間3905
駐車場:あり
アクセス:ターミナルより約徒歩55分(4.5km)/車15分
営業時間:9:00~12:00/13:00~17:00/19:00~22:00 ※シーズンによって異なる
定休日: 月曜日
電話番号:0980-85-8112
料金: 大人400円 小人200円 (大人/高校生以上、小人/小学生・中学生)
公式サイト: http://haterumajima-hosizora.jp/
日本最南端の碑
波照間島は、日本最南端の有人島であり波照間島を訪れた際にはぜひ行って頂きたい場所が「日本最南端の碑」。なんとこの石碑は、1970年に北海道から日本縦断旅行を敢行した一般学生が、アルバイト費用を投じて建てられた記念碑です。石碑のすぐとなりには、昭和天皇在位60年を記念して建立された「聖寿奉祝の碑」があります。
住所:沖縄県八重山郡竹富町字波照間3905
駐車場:あり
アクセス:ターミナルより約徒歩51分(4.1km)/車15分
断崖絶壁の高那崎
高那崎は、日本最南端の岬(民間人が訪れることの出来る場所)で荒々しく切り立った岸壁が約1km続いており、岬のはるか先にはフィリピン諸島があります。また、高那崎は海が穏やかな時でも、波が海岸に打ち寄せてきたりする危険な場所でもあるので、あまり海岸の端には行かないことをおすすめします。
ニシ浜ビーチ
波照間島を訪れた際には、必ず訪れて欲しい人気のビーチが「ニシ浜ビーチ」。西浜とも書いてありますが、沖縄では北のことを「ニシ」と呼ぶそうで、ニシ浜ビーチは北に面しており少しややこしくなってしまいます。
ニシ浜ビーチに関しては長くなるのでこちらから
まとめ
今回波照間島に訪れたのが6月の下旬で、関東エリアでは梅雨真っ只中でしたが、沖縄エリアは梅雨明けをしており現地の気温は34度。夏を先取りする事も出来て、飛行機のチケットも安いこの時期は特におすすめの時期と言えます。12月(後半)~6月(前半)までは、南十字星を観測する事ができます。沖縄県の潮位(満潮・干潮)
那覇
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南城
宮古島
南大東島
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与那国島