気象に関する記事

梅雨の天気図を覚えて梅雨の時期に備える方法
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梅雨の天気図を覚えて梅雨の時期に備える方法

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梅雨の詳細や各地方の梅雨について、天気図の見方のコツなどをご紹介していきます。   梅雨とは 梅雨とは日本の雨期です。平均的な期間として早い地域で5月から梅雨入りし、6月頃にはほとんどの地域が梅雨入りが終わります。ですが北海道と小笠原諸島は例外として梅雨らしい雨期がありません。基本的に6月から7下旬にかけて梅雨明けが訪れます。毎年の9月には最終的な梅雨の期間を確定値とされていますが、梅雨入りや梅雨明けが速報値とする場合は、期間の行われるようです。特定せずとすることも場合によってはあります。梅雨時期は小笠原気団とオホーツク気団の2つの勢力がぶつかることによってぐずついたパッとしない天気があったということ。   梅雨の語源について 梅雨の名前になんで梅が使われているかというと、ルーツは中国にあるそうです。中国の揚子江周辺は梅の実が熟れる時期が雨期といわれています。それを理由に梅の漢字を使用することになったのです。しかし中国から伝えられた際は梅雨「ばいう」として伝わってきたといわれています。   北海道に梅雨がない!? 北海道に梅雨がないといわれていますが、実際には道南を中心に梅雨前線がかかることはありますが、気象としては平均的なため気候科学において北海道には梅雨がないといわれているのです。北海道に到達するまでには勢力が弱まっているので北上する速度が速いために降水の影響が少なく、曇ることはあっても雨が降ることが少ないことが大きな理由です。ですが北海道では南西部太平洋側の日高や胆振などで梅雨末期に大雨になることがあります。北海道の広域で気温の低下などが起こりやすくなるのに加えて、道東方面で海霧の日数は増えていくので、東日本の梅雨と同じオホーツク海高気圧の影響が大きいです。ぐずついた天気が約二週間程続く場合があり、本州の梅雨と同じ時期に続く場合もあるので蝦夷梅雨という表現をこともあります。   梅雨の初期段階 梅雨の初期は熱帯モンスーン気団が勢いを強めて北の揚子江気団ぶつかるので南シナ海付近で梅雨前線が発生します。5月の上旬に奄美や沖縄にかけて梅雨入りが始まって、5月下旬から6月上旬に前線が北上することで九州や中国、四国などが前線の影響を受けやすくなるのです。 秋雨は梅雨と違うの? 梅雨と秋雨が混同している方もいると思います。梅雨と秋雨の大きな違いは、台風が起こる時期と重なることが多いということです。秋雨は停滞前線が寒冷前線や温暖前線になることもあり、前線としては起こらない気圧の谷になることも多いです。 梅雨の天気図を見るコツ 梅雨の天気図を見るコツとしてはどの位置で低気圧や高気圧が発生しているかを意識して見るようになるとより分かりやすくなります。これらの動きによって梅雨入りや梅雨明けが変動すると考えられているようです。気団が活発なのか、そうではないのかによっても天候が変わってくるので注意して天気図を見るようにしましょう!   天気に大きな影響を与える気団とはなにか 笠原気団 海洋性の夏に発達するといわれていて、暖かい空気が集まったかたまりが笠原気団になっています。 オホーツク気団 梅雨や秋雨に大きく関わる気団であり、海洋性で発達する気団の一種です。その空気は冷たく湿っています。   梅雨にも種類があった!? 虎が梅雨 虎が梅雨は旧暦の5月28日から降り出す雨をいい、曽我兄弟が仇討ちをしたことによって曽我祐成が死にました。死をきいた愛人の虎御前の悲しみで泣き、悲しんで降り出した雨のことを指します。 照り梅雨 空梅雨と意味的には同じであり、雨が梅雨の時期にも関係なく降らない状態のことをいいます。 出梅 出梅は梅雨を知る上でとても大切なポイントの1つです。この出梅というのは梅雨明けのことをあらわしていて、梅雨に入ってから1定期間立つと出梅という言葉が多く使われ始めます。それは梅雨が明けたことを知らせています。 あばれ梅雨 暴れ梅雨は名前の初めにきている暴れにふさわしい激しい雨が降ること天気のことをあらわします。 筍梅雨 筍梅雨はその名の通り筍が出てくる4月から5月頃にかけての時期に降る雨のことを指します。多湿な時期に降る雨と表現される梅雨の一種です。 梅雨寒 梅雨寒は天気のことをあらわす言葉ではありませんが、梅雨入りして夏のはじめとは思えないほど冷え込みを感じる場合に多く使用されます。 梅霖 梅霖も梅雨寒と同じく季節の言葉として使用されることが多く、意味としては五月雨と同じです。 戻り梅雨 戻り梅雨は帰り梅雨と同じ意味を持っていて、荒れた天気が落ち着いてやっと梅雨明けを迎えたと思っているところにまた梅雨がきたような状態が続くことをいいます。   まとめ 梅雨の天気図や梅雨についてご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?梅雨入りを果たす多かったり、ぐずついたパッとしない天気ばかりです。天気図の見方を知って梅雨の期間でも外出や家事などがしやすくなるので意識して天気図をうまく利用しましょう!  

【新型コロナ対策】夏場のマスクは熱中症に注意!小まめな水分補給を!
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【新型コロナ対策】夏場のマスクは熱中症に注意!小まめな水分補給を!

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今年ももう暑い夏がやってきます。しかし例年と違う箇所が一つ…それは、全員がマスクをつけているということです。帝京大医学部付属病院の高度救命救急センター長はこれについて「我々は大勢の人間が夏場にマスクをつけて過ごすという全人類が未だかつて経験していない夏を迎えることになる」と指摘していましたが、確かに好き好んで一年中マスクをつけている人はいてもそうではない方が多数ほぼ強制的にマスクを着用させられている現状は前代未聞でしょう。慣れている方であれば夏も平気で越せてしまいますが、不慣れな場合ではそうもいきません。弊害として挙げられるのが「熱中症」です。これは最も注意すべき事ですが、マスクを着用していなくても発生するというのに夏場にマスクを着用するとなると熱中症を回避するのはこれまでよりも難しくなります。   どうしてマスクを着用すると熱中症のリスクが高まるの? マスクを着用する事で熱中症のリスクが高まる理由について、環境省は「マスクを着けている事で心拍数や呼吸数が上昇。体に負荷がかかってしまい、熱中症のリスクが高まる」と述べています。 人間は夏に限らず気温が高くなるなどして体内に熱がたまるとそれを発散、解消するために汗をかいたり呼吸によって冷たい空気を取り込んだりして体温調節をします。しかし、マスクを着用すると呼吸により取り込む空気は自分の吐息になってしまうので温かく、身体を冷やす目的を果たすどころか体温の上昇を手伝ってしまう事に繋がってしまうのです。その上顔の半分近くを覆われてしまう為中に熱が篭りやすくなってしまい、さらに熱が発散しにくくなってしまいます。また、マスクには加湿効果がある為一見水分が取れているように錯覚してしまい、喉の渇きを感じにくいことも。 マスクに困らされる事に加えて、今年の気温は平年通りかそれよりも暑いと気象庁が発表しているそうで、マスクとともに生きる今夏ではこれらの要因によって熱中症が発症していると気づきにくくなってしまい、気づけば危険な状態になっていたという事態が多くなると予想されます。 このように暑い気温でありながらマスクと離れられない生活を強いられると見えている夏ですが、恐ろしいのは熱中症患者の救急搬送増加による医療機関のパンクや院内感染の拡大です。 とはいっても猛暑であった2018年時には全国でおよそ9万5000人もの人が約5カ月間で熱中症により救急搬送されており、もしも同じ人数かそれ以上が搬送されてしまえば防ぐのには困難を極めてしまいます。 ではどのようない事に気をつけながら夏を過ごせば良いのでしょうか。   マスクをつけながら熱中症を防ぐにはどうしたらいいの? マスクを着用していても基本的な防ぎ方はしていない時と同じです。まず、喉の渇いた渇いてないに関わらずこまめに水分補給をしましょう。日常生活において喉が渇いてないのに飲み物を飲むことはそう多くないと思いますがマスクをしていると更に渇きに気づきにくくなってしまいますので忘れずに行ってください。この時、思いっきり水をあおるのでは体内に吸収されにくくなってしまいますのでゆっくりと飲むようにしましょう。大人の方だけでなく、喉の渇きを感じにくくなってくる高齢者の方や喉の渇きに気づきにくく訴えにくいお子様に水分を与えることも忘れずに。 次に、室温の管理・調整です。窓を開ける、換気扇を回すといった方法で換気をする他、惜しまずに冷房を活用するようにしましょう。自粛期間でなにかと財産を切り崩しにくい状況ではありますが何よりも大事なものは命です。しっかりとお家を涼しくして下さい。 そして最後は外出先でのお話です。マスクを着用して外で運動をする時、汗をかいたり息切れしてしまったりとマスクを煩わしく感じてしまった経験はございませんか?かといって休憩したいからとマスクを外すのは心配。そう思う方もいらっしゃるでしょう。なにより暑い日に無理して人口の多い場所へ赴かない、お出かけを控えるというのが一番手っ取り早いですがそうもいかないのも事実です。 外でのマスク着用について小泉進次郎環境相は「マスクを外して大丈夫というメッセージいつであってもないが、密閉、密集、密接の3密をクリアしている環境下でしっかりとリスクに配慮していればマスクを外しても問題ないケースもあり、これを満たす事で感染拡大防止との両立もできる」と26日の閣議後記者会見で話していました。なので、外出中に暑さによる苦しさを感じる、めまいを起こしているなどの熱中症で見られる症状が表れていた場合は人通りの少ない、ない場所で休み、1度マスクを外して呼吸を整えてみましょう。勿論この時に水分もしっかり摂取してちゃんと休んで下さい。   まとめ 大多数の人にとって気温よりも暑く感じる夏になると思いますが、ともに頑張って乗り切りましょう!

2020年今年の梅雨入りと梅雨明け時期の予想
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2020年今年の梅雨入りと梅雨明け時期の予想

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雨に悩まされる梅雨。洗濯物を外に干せない日々が連続するのはとても困りますよね。 ところで、日本は他国と比較してみても小さい国ではありますが梅雨入りと梅雨明けは地域によって異なることはご存知でしょうか? 今回は2020年、全国の梅雨入りと梅雨明けについてご紹介していきます。参考にして頂けますと幸いです。   2020年の梅雨入り更新日:2020年5月31日 地方 令和2年 平年 昨年 沖縄 5月11日ごろ 5月9日ごろ 5月16日ごろ 奄美 5月10日ごろ 5月11日ごろ 5月14日ごろ 九州南部 5月30日ごろ 5月31日ごろ 5月31日ごろ 九州北部   6月5日ごろ 6月26日ごろ 四国 5月31日ごろ 6月5日ごろ 6月26日ごろ 中国   6月7日ごろ 6月26日ごろ 近畿   6月7日ごろ 6月27日ごろ 東海   6月8日ごろ 6月7日ごろ 関東甲信   6月8日ごろ 6月7日ごろ 北陸   6月12日ごろ 6月7日ごろ 東北南部   6月12日ごろ 6月7日ごろ 東北北部   6月14日ごろ 6月15日ごろ ※気象庁ホームページより 2020年の梅雨明け 地方 令和2年 平年 昨年 沖縄   6月23日ごろ 7月10日ごろ 奄美   6月29日ごろ 7月13日ごろ 九州南部   7月14日ごろ 7月24日ごろ 九州北部   7月19日ごろ 7月25日ごろ 四国   7月18日ごろ 7月25日ごろ 中国   7月21日ごろ 7月25日ごろ 近畿   7月21日ごろ 7月24日ごろ 東海   7月21日ごろ 7月24日ごろ 関東甲信   7月21日ごろ 7月24日ごろ 北陸   7月24日ごろ 7月24日ごろ 東北南部   7月25日ごろ 7月25日ごろ 東北北部   7月28日ごろ 7月31日ごろ ※気象庁ホームページより   梅雨って? そもそも梅雨とはどんなものなのか、少しおさらいしてみましょう。 梅雨というのは全世界で見られるものではなく、東アジア(中国の南部〜長江流域の沿海部、台湾、北海道と小笠原諸島以外の日本など)でのみ見られる、曇りや雨が多発する特有の気象現象です。期間としては主5月〜7月に発生します。 ちなみに、どうして「梅雨」と呼ばれるようになったのか。その語源に関する説は、梅の実が熟す時期だからという説や湿度が高い為カビが生えやすい時期である事から黴雨、そして梅雨と呼ばれるようになったなどと多岐にわたります。  ≫ 梅雨についてもっと詳しく   梅雨入り2020年 概況 東北の梅雨入り 東北北部の梅雨入りは2019年では6月15日、平年は6月14日と例年通り。東北南部と北陸では2019年には6月12日、平年は6月7日と昨年の梅雨入りは1週間近く遅れていました。 2020年度の東北南部における梅雨入りは昨年と比較すると1週間程度遅くなるものの平年通りと予想されます。 関東甲信、東海の梅雨入り 関東甲信、東海の梅雨入りは2019年は6月7日、平年は6月8日とほぼ例年通りでした。 2020年度では昨年よりも1週間遅れての梅雨入りとなり、平年と比べると遅くなると予想されます。 西日本の梅雨入り 近畿の梅雨入りは2019年は6月27日、平年は6月7日。中国では2019年は6月26日、平年は6月7日。四国、九州北部は2019年は6月27日、平年は6月7日と、昨年は平年通り5月31日に梅雨入りした九州南部を除いて記録的遅さの梅雨入りでした。 2020年度では昨年よりも半月程早い梅雨入りになると予想されます。 奄美、沖縄の梅雨入り 奄美の梅雨入りは2019年では5月14日、平年は5月11日。沖縄では2019年では5月16日、平年5月9日と他の地域と比較して一番早い梅雨入りをしていますが平年と比較すると奄美は約3日、沖縄は約1週間遅れていました。 2020年度では奄美で5月10日、沖縄で5月11日と昨年よりは早く、殆ど平年通りの梅雨入りを果たしました。   梅雨明け2020年 概況 東北の梅雨明け 東北北部の梅雨明けは2019年では7月31日、平年は7月28日と数日遅く、その他東北南部と北陸はそれぞれ平年通り7月25日と7月24日でした。 2020年度には昨年よりも1週間程早い梅雨入りが見込まれ、およそ7月下旬頃と平年通りか少し早まるかと予想されています。 関東甲信、東海の梅雨明け 関東甲信と東海のどちらも2019年は7月24日、平年は7月21日と少し遅い梅雨入りでした。 2020年度の梅雨明けは東北と同じく昨年よりも1週間早く、平年通りか少し早まった程度の7月中旬になると予想されます。 西日本の梅雨明け 近畿の梅雨明けは2019年では7月24日、平年は7月21日。中国、四国、九州北部は2019年では7月25日に梅雨明けしましたが平年はそれぞれ7月21日、7月18日、7月19日と1週間近く遅れており、九州南部においては2019年では7月24日、平年は7月14日と大幅に遅れていました。 2020年度の梅雨明けは関東甲信や東海と同じく大方平年通りの7月中旬になるでしょう。 奄美、沖縄の梅雨明け 奄美の2019年の梅雨入りは7月13日、平年は6月29日。沖縄は2019年は7月10日、平年は6月23日と大幅に遅れていました。 しかし、2020年度では昨年よりグッと早まり平年通りの6月下旬に梅雨明けするでしょう。 北海道の6〜7月の天気 北海道は梅雨がないので梅雨入り、梅雨明けとは無縁ですがそれなりの天候の変化はございます。6月は周期的に天候が変化し、7月上旬では晴れ模様が多く見られますが7月の下旬に入ると曇りや雨が多くなるでしょう。雨はパラパラといったものではなく、豪雨が予想されます。   日本全体の梅雨時降水量2020年 今夏の降水量は全体を通して平年通りと予想されますが、西日本においては梅雨の時期に降水量が平年以上になると予測されるので豪雨への注意が必要です。梅雨明けする7月中旬からは西日本と東日本のどちらでも晴れが多くなりますが、ゲリラ豪雨に備えて傘は忘れずに。   まとめ 如何でしたでしょうか。天候というのは生活に大きく関わってくるというのに完璧に把握することは困難を極めます。 なんとなく「この時期だろう」というものは頭に入れておき、鞄に折り畳み傘を忍ばせておきましょう。備あれば憂いなし、ですよ。

満潮とは?
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満潮とは?

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サーフィンでは、「ハイタイド」、「ロータイド」という言葉があるぐらい、波は重要な要素の1つにもなっています。 特にいい波に乗って早く上達するには、潮の満ち引きををしっかりと把握しておくことが大切です。ここでは、満潮についてみてみましょう。 満潮ってなに? 普段何気なく見ているとあまり気づきませんが、海は毎日ほぼ2回、海面の上下を繰り返 し、海面の高さは常に少しずつ変化しています。 海面の上下には規則性があり1日に2回潮の満ち引きがある場合、多少のずれがありますが海面の水位(潮位)の一番高いところから一番低いところまで下がるのに6~7時間程度かかり、その後、また6~7時間程度かけて潮位の最低位から最高位まで海面が上がっていくというのを繰り返します。 この潮の満ち引きのうち、海面の水位が上がった状態を「満潮」と呼んで います。その反対に、海面の水位が一番低くなっている状態の時のことを「干潮」といいます。   満潮の仕組み 潮が満ち引きするのは知っているけど、いったいどうやって満ち引きを繰り返しているのという疑問をお持ちの方も多いでしょう。ここでは満潮の仕組みをご紹介します。 潮の満ち引きには月との関係が大きく影響しています。月は約27.3日の周期で地球の周りを公転しています。 万有引力の法則でも分かるように、この宇宙に存在するすべての物体は引力をもっています。これは月にもいえることで、月も引力を持っています。 海の海水は液体状なので自由に動いてその形を変えることができるという性質を持っています。そのため、月に面した側にある海では、月の引力にひかれて海面が持ち上げられ、満潮状態となります。 この引力は月に面している海面だけでなく、月に面している側と反対の海面にも働きます。 このため、月に面している側とその反対側の両方で、満潮となります。 そして、満潮となる月に面している面とその反対側の間にある真ん中部分は干潮となります。   満潮と干潮の差はどれぐらい? サーフィンや海でのアクティビティを楽しむ方にとっては、満潮と干潮の差も気になるのではないでしょうか。 実際に起こっている満潮と干潮の差は、場所によっても大きく異なっています。 身近な日本だと、日本海側の海では満潮と干潮の差は40cm程度とそこまで海面の変化は大きくありません。 その一方、太平洋側では満潮と干潮の差は1.5m程度で、日本海側と比べると1m程度余分に海面の差が見られます。 また、日本以外の場所でいうとお隣の国、韓国の仁川では10m程度、フランスのモン・サン・ミッシェルでは15mの干満の差ができます。 そして満潮と干潮の差で世界一なのが、カナダ東部にあるファンディ湾です。ファンディ湾では最大16mの潮位差があります。 この潮の満ち引きによって岸壁が浸食され、露出した化石で有名な「ジョギンズ化石断崖」などの観光スポットもあるので、サーフィンをする方はもちろん同行するご家族やご友人も楽しめるスポットとしておすすめです。   サーフィン初心者は潮位だけで判断するな! この潮位の差だけを見ると一見、日本海側のほうが太平洋側よりも穏やかなんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、注意が必要です。 サーフィンしたり海で遊ぶ場合には、潮位だけでなく風の影響もしっかりと考慮しておかなければいけません。 日本海側は8月下旬~4月にかけては北風が吹くので海が荒れやすくなるので、サーフィンの初心者の方にとっては潮位が低くてもあまりおすすめではありません。反対に、5月~お盆ごろまでは南からの風が吹くので日本海側が比較的穏やかです。 太平洋側は日本海側と反対で8月下旬~4月が穏やかな海で、5月~お盆ごろまでは海が荒れることがあります。 そのため、サーフィン初心者の方であれば春からお盆までは日本海側、お盆から冬にかけては太平洋側で練習するのがおすすめです。   満潮はサーフィンに向いていない サーフィンの初心者や波に詳しくない方にとっては、満潮の時のほうが海面が高くてサーフィンをするのにいいんじゃないのと思われるかもしれません。 しかし、満潮時はサーフィンに向いていないのです。 サーフィンをする時のコンディションとして、危険なほど波が高いのは困りますが、波が全くなかったり、波が立ちにくい状況というのは望ましくありません。 波が適度に立って、サーフィンをするのに向いているのは下げ潮(引き潮)または上げ潮(滿ち潮)と呼ばれる状態の時です。 下げ潮は文字通り、満潮から干潮へと海面が下がっていく状態の時であり、上げ潮は干潮から満潮へと海面が上がっていくときです。 この時は、私達人間は気づきにくいですが長い時間をかけて徐々に海水量が変動し、それに伴って海水面が動いています。 実は、こうした海水面の動きがなければ、波が起こらないのです。 そのため、サーフィンでいい波に乗るためには、海水面の変動がない満潮や干潮の時は向いていないのです。 さらに、初心者の方は穏やかな海のほうが安心して練習しやすいですが、無風などで海面に変動がない場合もサーフィンには向いていません。 サーフィンへ行く前日までに、満潮や干潮の時間を確認しておくことは必要ですが、サーフィン中に満潮や干潮を迎えたり、風がなくなってしまった際は、海面の変化があらわれるまでの時間を休憩などの時間として利用すると良いでしょう。  

低気圧が健康にもたらす影響とは?
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低気圧が健康にもたらす影響とは?

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天気が影響する病気 「頭が痛いと思っていたら翌日、雨が降った」、「梅雨の時期は体調が悪くて何もできない」、 「雨が降ると古傷が痛む」など雨の日や天気が崩れる前に体調を崩すという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。 「偶然、疲れがたまっていたからかな」、「気のせいかも」と思っているかもしれませんが、気のせいではないということをご存知でしょうか。 こうした気象の変化による体調不良のことを「気象病」や「天気痛」と呼ばれています。 この気象病や天気痛で悩む人は、女性ホルモンの影響を受けやすい20~40代の女性に多い とされています。 不調の影に低気圧あり でも、ここで少し、何か引っかかった方はいませんか。 「気象病」といいますが、お天気が崩れる前に頭痛を感じたり、体調を崩す方はいますが、お天気が回復する前に体調を崩す人ってあまり聞いたことがありませんよね。 また、天気の影響で体調を崩す方の中には、普段の雨だったら頭痛を感じたり、体調を崩すことはないけど、「ゲリラ豪雨」の前や「台風」の前になると、薬を飲まずにいられない、 ひどい頭痛で起きていられなくなるという方もいます。 なぜ、こんな不思議な現象が起こるのかというと、人間の健康と低気圧が大きく影響しているからなのです。   自律神経の働きと不調 普通、健康な状態であれば、気温や天候が変わっても体調を崩すことはありません。 それは、私たち人間に気温や天候といった自分を取り巻く環境が変わっても、体の状態を一定に保とうとする力がもともと備わっているからです。 こうした、体を一定の状態に保てるのは「自律神経」という神経のおかげなのです。 自律神経は人間の体の中で、循環器や消化器、呼吸器といった生命維持活動を司っている神経で、この神経は寝ている間など無意識の時でも24時間働いています。 この自律神経のバランスが崩れると、体がだるくなったり、頭痛や同期息切れ、下痢や便秘など様々な不調が出るようになります。 この状態がひどくなると「自律神経失調症」という病気になります。   低気圧+自律神経の乱れが体調不良の原因 それでは、普通の雨なら体調不良にならないのに、台風の前になると体調が悪くなる方の場合、気象病の症状が出る決め手は一体、何なのでしょうか。 その答えは「低気圧+自律神経の乱れ」です。 通常、自律神経が働くことで周囲を取り巻く環境が変わっても体の状態を一定に保ってくれます。気温や気圧に変化がおこると、知らず知らずのうちに体がストレスを感じます。そして、そのストレスに抗うようにして、自律神経が活発に働いて体のバランスを整えます。 しかし、この時にゲリラ豪雨や台風、爆弾低気圧など気圧に急激な変化が起こると自律神経でも対応しきれなくなることがあります。 人間の体はストレスを感じると交感神経が優位になるようになっており、交換神経が活発になると血管の収縮や筋肉の緊張を引き起こします。このため、血行が悪くなりやすいので痛みを引き起こす物質が出やすくなります。 その結果、頭痛や古傷の痛み、関節痛や腰痛などのつらい症状が起こりやすくなります。   低気圧の健康への影響を減らす予防法と対処法 そうはいっても、天気や気圧を変えることはできません。 そうなれば、「気象病」や「天気痛」といった辛い症状が出る頻度を減らす方法としては、自律神経を乱す要素を取り除いて整えることしかありません。 そのための予防方法と痛みが出てしまった際の対処法をご紹介しましょう。 <気象病を防ぐ方法> ①    規則正しい生活 自律神経はもとから体に備わっている機能なので、体本来の機能を正しく動かすことが何よりも大切です。睡眠不足や不規則な生活になると、体のリズムが崩れやすくなるので、規則正しい生活を心がけることが大切です。 ②    ストレスを溜めない 現代社会では仕事や人間関係など何かとストレスが溜まりやすい環境にあり、痛みを引き起こしやすい交感神経が活発になっている可能性があります。そのため、痛みがおこるリスクを下げるには副交感神経を優位にする必要があります。副交感神経を優位するには、リラックスする時間を意識的に作るようにしましょう。 <痛みが出てしまった時の対処法> 痛みや不調が出てしまった場合、症状によってその対処法が真逆になる場合があるので注意が必要です。 ①    片頭痛 頭痛にはいくつかの種類がありますが、そのうち低気圧が発症の要因になりやすい頭痛が「片頭痛」です。片頭痛は血管が拡張して起こるので、緊張型頭痛のように体を温めてはいけません。頭を冷やし、暗く静かな場所で安静にすることがおすすめです。 ②    関節痛、腰痛、古傷の痛み こうした痛みは低気圧だけでなく、気温も関係しています。梅雨時や冬場など温度が下がった時に痛みが出やすいことからも体を冷やすことが良くないと分かります。そのため、体を冷やさないようにして、痛みのある部位をカイロやホットタオルなどで温めるようにしましょう。  

低気圧と高気圧とは?気象の変化について
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低気圧と高気圧とは?気象の変化について

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「週末にサーフィンを楽しもう」、「家族で海へ出かけよう」という時には、天気予報が気になるのではないでしょうか。テレビで天気予報を見ていると、天気予報士が「週末は低気圧が発達するので」や「高気圧が張り出す」と話すのを聞くことがあります。 漠然としたイメージとして「低気圧=天気が悪くなる」、「高気圧=天気が良くなる」というものがあります。 しかし、低気圧や高気圧について詳しく知っている方は少ないと思いますので、ここでは低気圧と高気圧についてご紹介します。 低気圧とは? 低気圧、高気圧の「気圧」というのは、気体の圧力のことで、一般的には大気の圧力のことを言います。 この気圧が低い場合のことを低気圧と呼びますが、〇hPa以下は低気圧という基準があるわけではありません。低気圧は相対的なものであって、周囲の気圧と比べて低い場合に 低気圧と呼ばれます。 周囲よりも気圧が低い「低気圧」の部分は空気が周囲より薄くなっています。 低気圧の周囲にある気圧が高い部分は、低気圧と比べて空気が濃くなっています。 そのため、空気が密集(濃く)している気圧が高い部分の空気は、空気が薄い低気圧の方へ移動しようとします。これによって低気圧の方へ風が吹き込みます。 そうすると流れ込んだ空気同士がぶつかった後、上下にしか逃げる場所がなく、下には 地面があるので上向きの風(上昇気流)が発生します。 そして、空気中にはもともと、たくさんの水蒸気が存在しており、この水蒸気が上昇気流にのって上空へと上がっていきます。 上空には冷たい空気があるので、上昇気流に乗った水蒸気は冷やされて水滴や氷となり、この水滴の粒が集まったものが雲です。 この水滴や氷の粒同士がぶつかりあって大きくなると重くなるので、空気中に浮かんでいることができなくなり雨や雪として降ってきます。 このため、天気図で低気圧があるとその中心では、曇りになったり、雨や雪が降って天気が崩れるようになるのです。     高気圧とは? 高気圧は低気圧と全く反対の現象が起こります。 周囲よりも気圧が低い「高気圧」の部分は空気が周囲より濃くなっています。 高気圧の周囲にある気圧が低い部分は、高気圧と比べて空気が薄い状態です。 そのため、気圧が高い部分から気圧が低い部分へ空気を取り入れようとして空気が吹き出していきます。 そうすると高気圧の部分の空気がなくなるので、空気を取り入れようとして上空から空気が下りてきます。 そのため、高気圧があると、たとえ上空に雲があったとしても下向きの風にのって、空気中へと雲が散ってしまいます。そのため、高気圧がやってくると上空の雲が消えてなくなり、晴れて天気が良くなります。   なぜ低気圧が起こるの? 低気圧は周囲より空気の薄い場所ですが、なぜこんな場所ができるのかという疑問が生まれるのではないでしょうか。 日中、太陽が出ていると、その光が地面にあたります。しかし、その際、何らかの理由で 太陽の光が地面へと均等に当たらず、地面の一カ所だけが温められ熱をもつことがあります。この時に低気圧が起こります。 なぜなら、地面が温まるとその上にある空気も温かくなります。温かくなった空気は上に上がる性質をもっているので上昇します。そうすると空気が上昇してしまった部分は、空気が少なくなるので、周りから空気が移動してきて低気圧ができます。   雨の降り方に関係する前線 一見、低気圧=天気が悪くなる=温度が低いと見えそうですが、低気圧は温かい空気の集まりなのです。そして、この暖かく薄い空気と普通の空気との境目のことを前線と言います。 真ん中に低気圧がある場合、右側と左側に前線がある形となりますが、この2つの前線は大きく性質が異なっています。 下の図で右側にある前線は、この前線を通過すると低気圧の温かい空気の中に取り込まれ、空気の温度が上昇するので「温暖前線」と呼びます。 反対に、温かい低気圧の中にいる状態で左側の前線が通過すると、普通の空気の中に放り出されることになり温度が下がるので「寒冷前線」と呼ばれます。 温暖前線の場合、暖気が寒気に流れ込みますが、暖気は温かいので寒気の上を滑りあがるようにして上ります。反対に寒冷前線では冷たい空気が暖気に流れ込みます。冷たい寒気は、温かい空気と比べて重いので下に滑り落ちてきます。 実は、この違いが天気に大きな変化をもたらします。 暖気と寒気の境目に空気が発生するのですが、温暖前線の場合、空気がなだらかに移動し、移動した空気にそって水蒸気が蒸発し、雲ができます。 これに対して、寒冷前線は寒気と暖気の境目が急なので雲が一カ所に集まりやすいという特徴があります。 こうした特徴によって、出来る雲の種類が異なります。温暖前線で出来る雲は乱層雲、寒冷前線では積乱雲ができやすくなります。 そのため、寒冷前線の下では強いにわか雨が降り、気温が下がります。その反対に、温暖前線が通過する際には、おだやかな雨が長時間降り、気温が上がります。 そのため、サーフィンや海のレジャーへ出かける前は寒冷前線が通過しないか確認しておきましょう。  

押さえておきたい台風対策と基礎知識
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押さえておきたい台風対策と基礎知識

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サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむのには、やはり安全を確保することが重要です。 特に台風の場合、強風や高波など海への影響も大きいので、しっかりと台風対策を考えておくことが大切です。 台風被害の種類にあった対策が重要 台風は地震など予告なく訪れる天災と違って、事前にある程度予測できる自然災害なので前もって対策をとっておくことが必要です。 日本に住んでいれば、子どものころから何度となく経験している台風ですが、台風対策は 被害の種類に応じた対策をとることが重要です。 台風による被害は主に ・暴風 ・雨・豪雨 ・土砂崩れ ・高潮 の4種類があります。 このうち、一般的な暴風と豪雨についての台風対策と海の近くでの台風対策について考えてみましょう。   暴風対策 4つの中で1番、広範囲にわたって影響を及ぼすのが暴風です。風台風などの場合、 暴風や突風の影響で一瞬にして甚大な被害をもたらすこともあります。 特に暴風の場合、風によって巻き上げられた飛散物が窓ガラスにぶつかったり、屋根材が飛ぶなどの被害をもたらし、飛散物による怪我も考えられます。 <飛散物をなくす> そこで、台風前におこなう暴風対策として飛散する可能性があるものを自宅などの建物周辺から取り除くことがあげられます。 屋外に置いてある植木鉢や物干し竿、自転車などは建物の中へ取り入れておきましょう。 屋内へ取り入れるのが無理なものは紐などで固定して飛ばないようにしておきましょう。 <窓ガラスを守る> 台風の際に多い被害として、暴風で飛散した物が窓ガラスにあたって、窓ガラスが割れてしまうというものがあります。 こうした被害を防ぐ方法として一番効果的なのが窓についている雨戸やシャッターを締めておくことです。もし、雨戸やシャッターがない場合は、窓ガラスに板や段ボールを当てて養生テープなどで固定しておきましょう。こうしておけば、板や段ボールがクッション材の役目を果たし割れにくくするだけでなく、割れてしまった際にガラスが飛び散るのも防げます。 さらに、窓ガラスが割れてしまうと雨が振り込むだけでなく、割れた窓から暴風が吹きこむことで屋根が持ち上げられ飛ばされてしまうこともあります。 板や段ボールなどで補強しておくことでこうした被害も防ぐことができます。 特に海が近い地域では、海からの風が強い傾向にあるので、しっかりと対策をしておきましょう。   雨対策 台風の種類として雨台風と呼ばれるものがあります。雨台風で一番問題になるのが、道路や建物が浸水することです。 その対策として、雨の流れ道となる雨どいや側溝などに詰まっている葉っぱやごみを取り除いておきましょう。 そして、忘れがちですが、豪雨で短時間に大量の雨が降った場合、下水道で処理しきれずに 逆流し、排水溝から室内へと流れこんでしまうことがあります。 特にトイレやお風呂場、洗面所などでゴボゴボといった音が聞こえる場合は、注意が必要です。大雨で洪水の心配がある場合、水を入れたビニール袋を置くなどして排水溝に蓋をしておきましょう。   台風の進路を把握しておこう 日本のはるか南側で台風が発生したけど、近々、海へ出かける予定があるという場合、 台風の進路を把握しておくことが重要です。 台風から離れている地域でも、台風の進路や方向によっては風や波の影響が出ることが あります。 でも、自分が今いる地域や出かける地域までの予測進路がまだ出ていない場合、台風が近づくのかどうかすら分からないということもあるでしょう。 その場合は、海へ出かける前にある程度、自分なりに進路を予測して十分な準備をしましょう。 ◆時期別の代表的進路 日本の南側で発生した台風は時期によって、これまでの統計から分かっている主な進路があります。 台風が最も多く日本へとやってくる7月~10月に発生する台風は、東側にカーブする進路をとることが多いです。そして、それ以外の6月や11月・12月は西側に進路をとり、日本から離れていく傾向にあります。 特に、7月~8月は九州を北上して日本海へ抜けるルートを、9月は紀伊半島や東海から関東へと抜けるルート、10月は日本列島へは接近せず南の海上を東から西に抜けるルートを 進ことが多いです。 ◆高気圧の位置をチェック 台風の特徴として、「高気圧に沿うようにして回り込む」というものがあります。 台風が日本列島の近くへやってきた際に、日本付近の天気図で高気圧があれば、ほとんどのケースで高気圧に沿うように偏西風の影響をうけながら西から東へと進みます。   こうなったら海に近づいてはダメ 海でのアクティビティを提供しているダイビングショップで台風シーズンに多い質問として「台風が近づいていますが中止になりますか」という質問だそうです。 この回答はアクティビティの種類や状況によるとしか言えません。 ダイビングやカヤック、グラスボートなどは小さなお子さんも参加することがあるため、波が出始めたら早い段階で中止になります。 その一方でサーフィンをする方にとっては、少し波があるぐらいのほうが楽しいと思われるでしょう。 しかし、怪我をしたり、命を失ってしまっては意味がありません。 経験や技術によっても、いつサーフィンをやめるべきかという違いはあります。 しかし、サーフィンの大会が中止になったり、サーフィンスポットがクローズアウトになった場合は、すぐそこまで危険が迫っているので海に近づかないようにしましょう。 また、初心者の方や泳ぎが苦手な方は少しの波でも、危険になるので台風が近づいている場合は、腰より波が高い場合は海に入らないようにしましょう。  

台風とは?
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台風とは?

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台風ってなに? サーフィンやウェイクボード、ダイビングなどマリンスポーツを楽しむ方にとって、波の情報と同じぐらい気になるのは、お天気ではないでしょうか。 そのなかでも、特に注意しておきたいのが台風です。 台風は夏の終わりから秋にかけて日本へとやってきて季節の風物詩のようになっていますが、実際に「台風ってなに?」と聞かれるとよく分からないという方も多いので、台風についてご紹介しましょう。 気象庁の定義では、熱帯の海上で発生した熱帯低気圧のうち、北西太平洋または南シナ海にあり、10分間平均の最大風速が17m/s、風力8(木の枝が折れたり、立っているのが困難な状態)のものを「台風」と呼ぶとされています。   台風はどうやって生まれるの? 秋になると、ある日突然、天気図に表れる台風ですが、台風ができるのにはメカニズムがあります。 海水温が高くなると海水は水蒸気として蒸発していきます。その際、水蒸気は空気より軽いので上昇気流を作ります。 上昇気流が出来ると気圧が下がって、低気圧といわれる状態になります。 通常の低気圧は日本列島でもできますが、台風のもとになる熱帯低気圧は熱帯で出来ます。 そして、海面から蒸発した水蒸気は上空で冷やされて積乱雲となります。 この積乱雲が地球の自転によって加わる力の影響で、渦状になります。 この渦の中心付近で風速が秒速17m以上になれば、熱帯低気圧から台風へと変わります。   台風は場所で呼び名と発生時期が変わる サーフィンなどのマリンスポーツをするのは、日本国内だけとは限らず海外で楽しまれる方も多いでしょう。 そこで、現地の天気予報を確認するうえで注意しておきたいのが、台風は場所によって呼び名が変わるという点です。 台風のもとともいえる熱帯低気圧は、北西太平洋や南シナ海だけでなく、世界中の温かい海で発生します。 そして、台風は発生後、風に流されながら様々な場所へと進んでいき、この進む場所によって呼び名が変わります。 アフリカの東側に位置するインド洋やマリンスポーツ好きの方に人気の旅行先であるフィジーやトンガのある南太平洋付近にあるとサイクロンと呼ばれます。 また、ロシアの東端をとおる東経180度より東側で北半球の太平洋やヨーロッパ大陸とアフリカ大陸、アメリカ大陸との間にある大西洋にある場合は、ハリケーンと呼ばれます。 そして、日本を含む北半球の東経180度より西側にある東アジア周辺の太平洋にある場合は台風(タイフーン)と呼ばれます。 また、発生時期も台風・ハリケーンとサイクロンでは大きく異なります。 台風やハリケーンが主に6月~11月に発生するのに対し、サイクロンは4月~12月の間に発生します。 サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ場合、行先の場所や時期によって、台風やサイクロン、ハリケーンの発生に注意しましょう。   台風のサイズ 台風情報を見ていると「大型の台風」や「超大型の台風」といった表現を耳にすることがあります。これらの「大型」や「超大型」という表現は台風の大きさを示す分類です。 この台風の大きさというのは、風速15m/s以上の強風域と呼ばれる範囲がどれだけの広さ かということで決められています。 大型の台風の場合、風速15m/s以上の強風域が半径500km~800km未満と規定されています。半径500km以上というと東京から東は岩手県の岩泉町まで、西は岡山県の備前市まで がすっぽりと入ってしまう大きさです。 さらに、超大型の台風は、風速15m/s以上の強風域が800km以上と規定されています。 半径800km以上は、東京から東は北海道の苫小牧市まで、西は山口県の宇部市までを超える大きさです。   どれぐらいの数の台風が日本へやってくるの? 毎年、日本の南や西の海上で多数の台風が発生しており、その数は1981年~2010年までの30年間で平均年間発生個数が25個となっています。 このうち日本へと近づいてくるのが11個程度で、気象官署から300km以内に入る数は北海道から九州までで5~6個、沖縄県・奄美地方では7~8個となっています。   台風の種類 台風が原因で受ける被害の内容によって、大きく分けて台風は2種類に分けることができます。 2種類のうちの1つが「雨台風」、もう1つが「風台風」です。 雨台風は文字通り雨による影響が強い台風で、風台風は風による影響が強い台風です。 どちらも豪雨や暴風に注意が必要ですが、海への影響が大きいのは風台風です。 海では海水に風が吹きつけることで波が起こります。この風の強さや風が吹く時間などによって波の大きさが日々変わっています。 このため、台風の影響で海に吹き込む風が強くなると波が高くなるので台風が発生したら 海へ出かける前には、風向きや満潮などの時間に注意しておきましょう。   危険半円に要注意 「台風の右側の地域は、風の影響が強くなりやすい」というのを聞いたことがある方も多い のではないでしょうか。 昔から船乗りの間でも、台風の右側は航行するのが危険として「危険半円」と呼ばれています。 日本がある北半球では、台風は一般的に西から東へと進みます。その際、地上では台風の中心に向かって反時計回りの風の流れが出来ています。 この吹き込む風の流れと台風を移動させている風の向きが同じなので、相乗効果で風が強くなります。 台風が近づいている時は海に近づかないというのが鉄則ですが、特に台風の目の右側にあたる地域の海沿いの地域では強い風の影響で波が高くなりやすいので注意が必要です。  

熱帯低気圧と台風の違いとは?
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熱帯低気圧と台風の違いとは?

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よく、天気予報などで「台風が熱帯低気圧に変化しました。」などと聞くこともあると思いますが、 台風と熱帯低気圧の違いを知っていますか? 「熱帯低気圧」と「台風」の違いを説明する前に、まずはどのようにして「熱帯低気圧」が発生するかを説明したいと思います。 そもそも、「熱帯低気圧」とは何なのかというと、主に熱帯か、亜寒帯の上空で発生する最大風速が、17.2m/s以下の低気圧を「熱帯低気圧」と呼びます。 低気圧とは海などから蒸発した、たくさんの水蒸気が上昇し、空気が渦を巻いた現象のことを、低気圧といいます。 ちなみに、日本のニュースなどで言われる「低気圧」は全て、「熱帯低気圧」のことです。 どうして、熱帯などの海水温の高い海で「熱帯低気圧」は発生するのかというと、発生するにはたくさんの水蒸気が必要となるため、海水温が高い海でないといけません。 そのため、熱帯や、亜寒帯などの海水温が高いこの場所で発生することが多いのです。 そして、最近日本に猛威を奮った台風19号は、この場所で急速に発達したそうです。 その発達速度は世界最速だったため、危険度もそれだけ高く、アメリカの専門家の話では、台風の強さ表すカゴデリのランクの中で、存在しない最高レベル6だと言っている専門家もいたほど強力な台風だったそうです。 「温帯低気圧」と「熱帯低気圧」は何が違う? 「温帯低気圧」と「熱帯低気圧」は同じ低気圧ですが、全くの別物です。 「熱帯低気圧」は暖かい空気だけで出来ていますが、「温帯低気圧」は暖かい空気と冷たい空気のどっちもで構成されているため、そもそも構成する空気の種類が違います。 「温帯低気圧」は、暖かい空気と冷たい空気で構成されているため、前線が発生しますが、熱帯低気圧は、前線が発生しません。 台風がどのように発生するか? 台風は台風として突然現れる事は稀で、基本は「熱帯低気圧」として発生します。 基本台風は、南の空で発生し、北の空へと向かっていくので、その最中に勢力を上げ、最大風速が17.2m/s以上になった時に初めて、「台風」と呼ばれるようになります。 そして、勢力が落ち、最大風速が、17.2m/sより小さくなると、また「熱帯低気圧」と呼ばれます。 簡単に、台風がどのようにできるのかをまとめると ①「熱帯低気圧」が発生する。(この時の最大風速は、17.2m/s以下) ②北の空へ進んでいくうちに勢力が上がり、最大風速が17.2m/s以上になると、「台   風」になる。 ③「台風」になった後、勢力が下がり、最大風速17.2m/s未満になると、「熱帯低気圧」に戻る。 ④ 自然消滅.... という風に、台風は出来、消えていきます。 ちなみに、台風は夏から秋が一番発生しやすい時期です。 どうしてかというと、海水温が高く、台風の燃料となる海水が蒸発しやすい時期なので、蒸発したたくさん蒸気によってたくさんの雲ができるからです。 次に、台風の大きさなどを表す、暴風域や、強風域というのは何なのかを説明したいと思います。 基本、台風の大きさは強風域の大きさで、推定します。 強風域というのは、15m/s以上の風が吹いてるか、吹く可能性のある場所の範囲のことを言います。 天気予報などでは、黄色などで表されることが多いです。 そして、さらに強い風が吹く可能性がある場所の範囲を暴風域と言います。ここでのさらに強い風というのは、25m/s以上の風のことを指します。 天気予報などでは、赤色の円などで表されることが多いです。   「台風」と呼ばれるようになる、「熱帯低気圧」はどこで発生するか? 実は、どこの空で発生しても、日本の上空に来れば、「台風」と呼ばれるわけではありません。 「台風」と呼ばれるようになるには、北大西洋西部(南シナ海、フィリピン海、日本海など)で、発生した「熱帯低気圧」が、最大風速17.2m/s以上になる必要があります。 ちなみに、インド洋北部・南部、太平洋南部などで発生して、中心気圧が17.2m/s以上の場合は、「サイクロン」、大西洋北部・南部、太平洋北東部・北中部などで発生して、最大風速が32.7m/sより大きい場合は、「ハリケーン」と呼びます。 意外なことに、熱帯低気圧が発達した場所によって渦の巻く方向に違いがあります。 北半球は、反時計回りで、南半球は時計回りです。 そして、最大風速が32.7m/s以上の場合は、「強い台風」、43.7m/s~54.0m/sの時に、「非常に強い台風」、54.0m/s以上の際に、「猛烈な台風」と呼びます。 まとめ 結局、台風と熱帯低気圧何が違うのかというと、最大風速の大きさの差です。(最大風速17.2m/s以上は、台風) つまり、台風と熱帯低気圧は最大風速の大きさ以外にはなにも違いません。